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HOME > 店頭症例のご紹介 > 外科疾患に関する症例 > 外科-07

◆外傷後痛み・しびれのため眠れない。早く職場復帰したい

80歳代女性 3日前に腰が急に痛くなり整形外科を受診。
痛み止めの貼り薬を処方されたが、貼るとかえって痺れる感じがする。
外科-08

◆症状と経過

4年前に脊柱菅狭窄症のため手術している。
現在、強い痛みはなくなったがしびれは残っている。
起床時や何もしていないときはしびれ痛みはないが動き出すとビリビリとしびれる感じがする。
しびれには波があり、何ともない日もある。
しびれの部位は腰というよりお尻から足にかけて、寒さや暑さでしびれは変化しない。
・舌診
紅舌、裂紋あり、黄色い苔が見られる。
・経過
1週間後だいぶしびれが改善し強い痛みを感じることが少なくなった。
30日分再購入。
一ヶ月後よくなってきているので、疎経活血湯は昼に1回だけ飲むようにしているとのこと。

◆使用処方と考察

寒さや暑さで症状の変化はないというが、舌の黄色い苔は湿熱症であることを示唆している。
また4年前に手術しており、痛みやしびれの症状の経過が長いために血が消耗していると考えられる。
血が消耗することで熱を生じる状態を陰虚というが、舌の裂紋は陰虚によくみられる。
また臀部の中央付近から足にかけての経絡は足の太陽膀胱経という経絡が通っており五臓六腑では腎膀胱が失調していると考える。
・弁証
湿熱症 陰虚火旺
・治法
清熱燥湿 滋陰降火
・処方
疎経活血湯 1日3回 7日分

◆処方の解説

疎経活血湯に含まれる当帰、芍薬、川キュウ、地黄は四物湯であり補血の基本方剤である。補血することで陰虚による虚熱を抑える。
桃仁、牛膝は活血作用がある。特に牛膝は下半身に薬効を行き渡らせる。
竜胆草は清熱作用が強く、湿熱に効果がある。


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