30歳代女性 、10年以上前から手の主婦湿疹治療で皮膚科や内科に通院していた。
医院からはデルモベートやトプシムなどといった強いステロイド外用剤が継続して大量に投薬されていた模様で、外用薬を使用すると痒みがすぐとれるのでハンドクリームのように毎日寝る前や日中に使用していたとのこと。
手掌紅斑がひどく、初診時に両手の平は真っ赤に腫れており角質が乾いてポロポロとはがれてくる状況、皮膚は薄く内部は鬱血しているため手を握ることができず夜間は痛みで全く眠れないとのこと。
みるからにひどい状況で手掌は皮膚組織そのものがワックスのようになってしまい(蝋人形のような皮膚)組織や毛細血管がないのでないかとおもうくらいで、手袋をしているが日常の生活にも支障が出ている。
お薬の服用歴は、病院で温経湯や温清飲を長期に処方されたことがあるが全く効果が出なかったとのこと、相談時も手袋をしていないと痛みが出ている。
体質は暑がりで夏が嫌い、便通は三日に1回くらいで便が結しやすい、尿量は普通、回数は1日3〜5回程度、汗をよくかく、強い生理不順があり20日ほど生理がこないこともある、遅れがち。生理の前になるといらいらする。夜間は手掌のみではなく体全部が熱いときもある。舌診では舌全体がやや暗赤色で舌の先端に赤みが強くあり、サイドに歯形が残っておりやや胖大。など問診から総合して基本的な体質は熱証と判断するが、脾気虚や舌の色からの血於、腎陰虚による虚熱なども考えられる。 |
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