体が温まると痒みが増し、肌にもつやがない、疲れる、めまいや貧血があるなどのことから、清熱瀉火の黄連解毒湯と、補血活血の四物湯の合剤である「温清飲」を使用した。
また肩こりがあり、舌診では全体的に薄紫色を示していたので血於も考慮し、桂枝茯苓丸の丸剤も同時に処方した。処方名は温清飲合桂枝茯苓丸。
併せて皮膚の栄養状態・新陳代謝向上のため、相談後からは毎日石鹸でしっかりと体を洗うことを指導した。
服用を開始して2週間頃から痒みが軽減し、睡眠も良くとれるようになった。
その後も服用を続けていると痒みは押さえられている。
また服用を中止すると、明らかに痒みが起こることから、漢方の効果を本人も実感できている。その後、徐々に清熱薬を減らしながら服用を続けていたが、4ヶ月で症状がほとんどなくなったため清熱薬は終了し、現在は桂枝茯苓丸のみで継続しており、肩こりもかなり改善されたと本人も喜んでいる。
暖まるとかゆいという症状は漢方相談の店頭では非常に多く遭遇する例です。
なかなかご本人の証が取れなく、さらに湿熱が絡んでいると時間がかかることもよくあります。この例は、単純に清熱瀉火、補血活血の処方で改善した例です。
相談される方で、温清飲を2年半飲まされたが全く効果がなかったという方もありましたが、通常は長くても3ヶ月ほど服用して症状に改善がなければ、体質を再考すべきと考えます。 |