◆子供（中学生）の頃からの頭痛、頭痛薬を長年服用、通院中、ゾーミック無効
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◆症状と経過
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発症時期は１年前、朝起きたときや寝返りをうったとき、振り返ったり下を向いたりしたときにふらふらする
生薬二号方、苓桂朮甘湯を飲んでいたが効果がない。めまいの強いときは吐き気がある。
肩こり、頭痛がある。 |
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◆使用処方と考察
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寝ているときの姿勢によって首、肩の筋肉が固縮し血流が悪化している。
肩こりが改善することでめまいもよくなる可能性があると考えた。
肩こりや頭痛は痰湿が停滞することで起こりやすい。
ふらつきの症状は常に出ているわけではなく一時的にでている。
これは六淫の邪気のうちの風邪の特徴である。
外的な要因がない場合、体のうちから起こる内風だと考えられる。
そこで内風を抑える効果のある釣藤鈎、痰湿をとる二陳湯を含む釣藤散を飲んでもらったところ３日程度でめまいの症状が改善した。 |
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